ギルガメッシュとわたしたち。

確か2011年の年末頃に初めてVo.の左迅さんとは出会ってたと思う。
共通の知り合いのバンドのライブにたまたま遊びに来てたところを紹介してもらって。

コミュニケーション能力が著しく低く、性格のひん曲がった(多分生まれつき)わたしなもので「なんだこのチャラついたやつは。」と思いながらも、初めましてーと当たり障りしかない挨拶を交わした気がする。

出会った当時、左迅さんは明るめ茶髪?とかでそんな印象だったけど、自分は半分ピンク色だったし逆の印象の方が超悪かったと思う。笑

そしたら、ちょっと経ってから、翌年の3月にイベントをやるからTシャツとかのデザインをしてくれよ。と連絡がありデザインをする事に。

13日間ぶっ通しでイベントやるから、13種類作ってくれ。と。

何それ!?
多すぎ!
ふざけんな!

と。笑

そこが始まり。

ギルガメッシュとわたしたちDOCAN!と。

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そこから現在に至るまで色々一緒にやらせてもらいました。
色んなモノを作らせてもらってはそのデザインを全国各地や、とても大きな会場に連れてってもらったし、海を越えて海外にだって連れてってもらえた。
いつも怠慢な自分のケツを蹴りあげてくれる存在だったし、ガスガスと音を立てて大きく揺れるスーパーカーにでも乗ってるような気分にもさせてくれた。

もちろんそれを受け入れてくれたそのバンドのお客さんの存在にはとても助けられた気がしています。

時には叩かれてたりもしたけど。笑
それは持ち前のポジティブな何らかで笑い飛ばしていました。

「めっちゃ叩かれてるwワロタw」って。

とか言いながら、割とムキになって。
その意見も真摯に受け止めながら、次はこの人にも向けて何かイイものを作っていけたらいいなとかも深く考え込むこともいっぱいあったなぁ。

「またデザインDOCAN!かよー!」
「もういいよー。」
とかね。

でもそうやって書いてた人が、
「今回はいいじゃん。
やっとDOCAN!じゃなくなったんだねー!やったー!」
とか言ってたのが実は自分らが作らせてもらったものだったりね。

善きも悪きも受け入れてもらえた事にはとても感謝しています。

ありがとうございます。

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最後の最後。
解散ライブという大事なタイミングのデザインも作らせてもらいました。

いつもはVo.の左迅さんから下手くそな(褒めてる)ラフスケッチみたいなのが勝手に届くんだけど。
(いつもいい意味でそれをシカトして作ってるけど。)

今回はそれも無く、お任せしたい。
との内容で。
それに詰め込んだ自分なりの集大成としての身勝手極まりない押し付けがましいドラマをちらりと。

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Tシャツは月とフェルマータ。

period_Tshirt_wh
period_Tshirt_BK
時が満ちるという意味と、ピリオドの点の形を模した満月。
そしてバックプリントには楽譜の中で用いられる記号のフェルマータ。

これは実際に左迅さんに送ったメッセージの内容だけど。

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6/14 21:50

フェルマータってのは、

時が満ちるという意味での満月(見方によってはピリオドの形)と
その他のいろいろな要素(日付やCHIMERA、periodや終末(未))の文字+裏面はバンド名+フェルマータ(記号)って感じに仕上げてみました。

楽譜の譜面上の記号ではありますが。

フェルマータとは…

そもそもイタリア語における”fermata”とは、英語”stop”に相当する名詞である(例えばバス停の標識には”Fermata”の表示がある)。
音楽美学の世界においては、絵画には限られた面積があるのと同じように、音楽には限られた時間
―つまり「初め」と「終わり」―
があることが宿命とされているが、古い時代の楽譜において、その終止線の上下や終結音の上下に現在のフェルマータのマークの基となったデザインが配され、そこで音楽の終わりを意味した。
時間の流れを止めることはできないが、曲の終わりでは、音楽を止めることによってその時空に終わりが発生することとなる。
「停止」という意味の”fermata”の概念はそのように発生したと解される。一説に、そのマークは一日の終わりである日没に由来したデザインとも言われている。

という感じです。

「ピリオド」や「終わる」に焦点を当ててはいますが。

あくまでもSHOWが終わるということで、そういった意味も含めてますけど。
フェルマータのもうひとつの使い方として、音符や休符を演奏者の曲の解釈で延長するという意味もあるそうです。

活動は終わるけど、曲はこれからもずっと長く聴いていてほしいな。
という感じで使えたらなぁというモチーフでした!

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です。
なぜフェルマータなの?ってよく聞かれましたが、最後らへんのこの文章。

フェルマータのもうひとつの使い方として、音符や休符を演奏者の曲の解釈で延長するという意味もあるそうです。

ここでいう演奏者ってのはこのバンドを愛してくれる人たちの事で、解釈の仕方では日が沈んでも何かしらの熱量を焼べ続けていれば、すてきなメロディはこれからも轟轟と燃え続けていくし、そうであって欲しいなぁという願いを込めさせてもらいました。

当日ライブのMCでも言ってたけどね。
ちょっと泣いたけどね。

終末という漢字に関してはtwitterにも書かせてもらったんだけど。
「終末」なんて悲しいから、「末(これまで)」という漢字を「未(これから)」って意味にしたくて、その中間。
横棒の長さを同じにしています。
このバンドの曲で”終わりと未来”というタイトルの曲があるってのも含めて。

終わりとか言ってるけど、いつも近くに寄り添って、口遊さんでた歌がこれからの未来にもずっと寄り添ってくれてたらいいなと思っています。

ってのがTシャツに詰めたドラマの全部。

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タオルに入っている
“THX(Thanks) 4(For) ALL THE XXXXXX”は。
「4」は[For]とかけて、”4人から”みんなへ宛てたありがとうという意味と、みんなから”4人に対して”のメンバーに宛てた”ありがとう”をテーマにしています。

towel
「ALL THE XXXXXX」の”XXXXXX”には思い思いの言葉を入れて欲しいな。と思っています。

嬉しかった思い出や心を揺らした/揺らされた瞬間だったり、ここで出来た友達や、共に有した時間。時にムカついたり、憤りに思ったこと。なぜか悲しかったり、辛かったりしたことをこの”XXXXXX”に当てはめて欲しいなという意味で、トータルして感謝の気持ちを込められたらなぁと。

ステージの両サイドにもこの文字がデカデカと使われていてひとりでグッときてました。

そして、まったくもってふざけてはないんだけど。
赤白の色は学校を卒業する時にもらえる紅白饅頭のようなイメージです。
(今はもらえないところもあるらしいけど。)

どんな形であれ、前に進むということは、きっとめでたいんだ。
どんだけ悲しかったり寂しかったりしても。
「何勝手にやめてんだよ!」
って思いながらも、手を叩いて1つ先へ送ってあげたいな。
と思った自分なりの祝福の気持ちです。
メンバーにも、それを愛した人達にも。

そして、話は飛んじゃうけど。
先日石川県の金沢で行われたミリオンロックフェスというイベントに行く機会がありました。
地方でのこういったフェスに行くのは初めてで色んな刺激がガンガンでした。
その時に、出演してないgirugameshのTシャツを着てるお客さんもちらほらいたりして勝手にテンションあがってにんまりしてたり、そのバンド今回出てないやろ!?っていうアーティストのタオルやTシャツを身につけた人が楽しそうにはしゃいでる姿を見て。
「あ、そういうモノが作りたいな。」
って思ったのが今回派手にさせてもらった1番の目的です。

なんでこのタオルだけ派手なんだよ!
みたいなコメントも見たけど。

思い出して切なくなるような色だとなんか嫌だし、よっしゃ!今日はこれ持って行くぞ!って気持ちになれるように派手な色にさせてもらいました。

〜〜〜〜〜

という身勝手極まりない今回のデザインの超長文説明書でした。

本当はもっとこううまく説明できればいいんだけど、思ったものを言葉にするってことが難しくてこんなんじゃ1/3も伝わらないね。

むしろデザインについて説明するなんて野暮ったいことはあんまりしたくはないのに。笑

今回だけは特別にだらだらと書かせてもらいました。

~〜〜〜〜

zepp DiverCityで行われたラストのライブではDOCAN!のブースも出店させてもらいました。
お蔭さまで色んな方にお声をかけてもらいました。
差し入れやお手紙までいただいたり、嬉しい言葉をかけていただいたり。
本当に感謝しています。

本当にありがとうございました。

そして、ライブ本編に関しては、全然見れなかったなぁ。
チラっとステージを見に行く度に泣けてくるし、ガン見しちゃうと多分大泣きしちゃうから。笑

フロア外に設置されたモニターで傍観する事しか出来ず。
漏れてくる音を聞きながら流れ落ちる残りの砂の量をいちいち気にして、いちいちグズグズやっていました。

解散だ!ラストだ!つってんのに、それをすんなり受け入れない抵抗も含めて。笑
また見れるっしょ!
いつか!
とかいう身も蓋もない期待を勝手に込めて。

でも素敵やったなぁ。
最高にカッコよかったなぁ。
ステージもフロアも。

人力“じんりき”を強烈にハウらせて生み出すよく分からないパワーをガンガン感じさせてもらいました。

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本当に12年間お疲れ様でした。
12年という時間の中で5~6年という時間ですが、DOCAN!として関わることができて大いに成長させてくれたバンドでした。

12年間という長い時間流してきた砂もひっくり返せばまたはじめから。

どんな形になるかは自分も分かりませんが、これからのネクストのステージも素敵なものになることを祈ってます。

本当にありがとうございました。

Kohta

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本当は、、、
自分らと絡んだりするずっと前に出してた”G”って大きく描いてあるTシャツをこのラストで出したい!ってこちらからお願いしてたのに。却下されてしまいました。笑

お客さんとお話する機会に”あれはダサい”とちょいちょい聞いてたけど、どこのライブ会場に行っても必ず着てる人がいたし、こんなに何年も着られてるのってすごくステキなことだなぁって思っています。

もちろん着るならシャレててカッコいいに越したことはないんだけど。笑

いつからバンドグッズはオシャレじゃないとイケない!みたいなルールになったんでしょうね。

そこに宿るはずだったドラマや歴史よりも、斜に構えた「洒落っ気」が先行してしまうこと。

それが1番ダサいような気がしています。

自分自身もそんなクソみたいな流れにたまに流されそうになってしまうけど。笑

これからもそんなフィールドで戦っていく身として大事にしていきたいな。

でもまぁ、アレ、いいよね。
ダサいけど。笑

好きだなー。